入門書と学術参考書の架け橋
本書の内容は入門書ではなく、中級者かそれ以上のレベルの人を対象に書かれている。この本の特徴として認証のフローがとても詳しく書かれていることが挙げられる。認証の仕組みや導入事例などが、数値や数式、図、グラフなどで細かく説明されている。また、運用要求や制度評価などの各ガイドラインが定義されていたり、欠点である臆弱性についてもきちんとページを割いて説明している点も評価できる。途中、参考文献なども豊富に載せられており、巻末には簡単な索引も付いていて使い勝手も良い。 本文中に専門的な用語やJIS・ISOなどの規格が度々登場するため、やはり入門書という位置付けではなく、2冊目以降に読んだ方が学ぶことも多だろう。 もし入門書を探しているのであれば、こちらより先に「これでわかったバイオメトリクス」などのもう少し読みやすい本をお勧めする。 入門書を終えて、それぞれの専門書や学会誌、研究誌などに取り組もうという方には、良いつなぎ目として働いてくれるのではないか。
最新技術を理解するための一冊
ユビキタス、バイオメトリクスなど最新の概念をやさしく記述してあり、これらについての一通りの知識を付けておくのに格好の一冊
日本工業出版
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