スパムフィルタ設定(Anti-Spam)

 ここでは、スパム関連の動作設定を行えます。
 右上の『Spam Filtering』『Spam Reporting』『Spam Excempt Users』でそれぞれ、スパムフィルタの設定、スパム検出レポートの設定、スパムフィルタ不適用ユーザの設定が行えます。
 最初は『Spam Filtering』のページが表示されます。

 セレクトボタンでは、スパムフィルタが検知したスパムメールに対する扱いを設定します。『If a message is probably spam (medium likelihood)』(上側)では「おそらくはスパムであるメール」、『If a message is almost certainly spam (high likelihood)』(下側)では「ほぼ間違いなくスパムであるメール」に対して、スパムフィルタは設定したとおりの処理を行います。
Prepend "[SPAM]" to message subject - 件名の頭に [SPAM] をつけて受信アドレスに配信します。
Quarantine the message - メールを配信停止します。配信停止されたメールは約1週間ほどフィルタサーバに保存されます。
Deny delivery - 配信を拒否します。
Do nothing - 何もしません。

 『Enable MX Logic Global Deny List』にチェックボックスを入れると、フィルタサーバが独自に記録している迷惑メール送信元アドレスリストを利用します。
 『Update』ボタンをクリックすると、変更した設定が反映されます。

 『Spam Reporting』では、スパム検疫レポートの設定を行います。

 フィルタサーバには、フィルタによってサーバに溜められたメールの一覧を、レポートとしてメールで送信する機能があります。『Enable Reporting For Whom?』では、その送信相手を選択します。
All users - 全てのユーザに送信します
Selected users only - ユーザ側の設定で受信を選択したユーザのみに送信します。
No one, disable reporting - レポートを送信しません。

 『Default Report Settings』では、デフォルトのレポート形式を設定します。デフォルトですので、ユーザごとの設定を許可している場合は、そちらが優先されます。
 『Frequency』ではレポートの送信タイミングを設定できます。
Never - レポートを送信しません。
Every Day - レポートを毎日送信します。
Every Weekday - 平日(月曜〜金曜)のみレポートを送信します。
Every Monday - 毎週月曜日にレポートを送信します。
Monday & Friday - 月曜日と金曜日にレポートを送信します。
Monday, Wednesday, & Friday - 月曜日、水曜日、金曜日にレポートを送信します。

Report Type』ではレポートの書式を設定できます。
All Quarantined Message - HTML形式で、配信停止した全てのメールを掲載します。
New Message Since Last Report - HTML形式で、前回のレポートから新たに配信停止されたメールのみ掲載します。
Text-only Summary - テキストで一覧へのリンクを送るのみになります。

 『Reporting Options』でオプション設定ができます。
 『Allow users to personalize delivery frequency』にチェックを入れると、ユーザ別に送信タイミングの設定が可能になります。
 『Allow users to personalize report type』にチェックを入れると、ユーザ別にレポートの書式設定が可能になります。
 『Allow users to "opt-out" of spam filtering』にチェックを入れると、ユーザ別にスパムフィルタの使用/不使用が設定可能になります。
 『Allow users to set a MX Control Console password』にチェックを入れると、ユーザ用の管理パネルのパスワードを設定できます。ドメイン管理アカウント以外のアカウントで管理パネルにログインした場合の操作方法は、ML/MF向けのマニュアルをご覧ください。
 『Enable Always Deny shortcut from spam quarantine』にチェックを入れると、レポートメールのショートカットにより直接各項目を閲覧することができなくなります。

 これら設定部分の下にある左図のようなアイコンをクリックすると、スパム検閲レポートのサンプルが表示されます。
 その下にある『Update』ボタンをクリックすると、このページでの設定変更が反映されます。

 『Spam Exempt Users』では、スパムフィルタを適用しない受信アドレスを設定します。
 Excempt Users の設定項目とは独立して設定できますが、機能は同一です。設定方法も同一です。
 混乱を避けるために、どちらか片方のみ使用なさることをおすすめいたします。