固い「男性脳」をやわらかくしてくれる好著
一読すると、論理展開が女性の脈絡ないおしゃべりのようで、すこしいらいらさせられるかもしれない。
しかし読み進むうち、男性的論理思考に慣れた頭もほぐれ、心が暖まり、男女の言葉と気持ちのキャッチボールの魅力が伝わってくるような珠玉のフレーズがあちこちに詰まっていることに気づく。
女性のワガママと見える行動に、内心、腹が立つことがある男性諸氏も多いかもしれない。しかしこの本を読んでみれば、「そういうことだったのか」と納得し、ほのぼのとした気持ちになり、暖かく見守ろうという心境にもなってくるのである。
軽いエッセイ風だが、のびやかな感性と深い知識に裏打ちされており、巷にあふれる薄っぺらい恋愛マニュアル本にはない中身のある良書。
主なターゲットは女性のようだが、男性にも十分読む価値はある。
男性脳の虚無を知れば・・・彼に優しくなれる
男性脳の不思議は女性とは違うんだということがよくわかりました。楽しく笑いながら、うなずきながら、ためになる本です。
私が深くうなずいたところを、ご紹介します。
「(男性は)仕事中に女房を思い出すわけがない。若い女性と食事でもしていたら、女房なんて、夕べ見たホームドラマの女優よりも遠いくらいだ。けれど、ことが終われば、他のことはすべて遠くなって、いつものように家に帰ってくるのである。
繰り返し、が彼らの誠意であって真実の愛なのである。私たち女が求める「何があっても、いつも、貴女が一番大事。運命だから、特別だから」という愛は、彼らの脳にはない。その特別席は、あるとしたら、母親だけに捧げられる場所である。
女たちが満たされない、その根本の理由は、この男性脳の虚無にある。」
男性脳の虚無かあ?。そうだったのね。と知っていれば、余計な心配をせずに、優しく愛をはぐくめそうではありませんか?また黒川さんの表現がとても情緒的で、心に染みる、ときどき読み返したくなる魅力があふれています。
ビジネス書としても極上
ページを開いて数十分後、気付くとビジネス視点で読んでしまっていた。 私が体験した男女混合ビジネスチームでの出来事が完全に説明されている。実践ヒント満載である。 今までにない美しくも心地良いマネジメントスタイルが実現しそうな予感。 極上のマネジメント系ビジネス書だとおもいます。 次は、男として、夫として、父としての視点で読み直してみようと思う。全く違う気付きがあるかもしれない。
男女の脳の違いが明確に記述されています
読書好きの私には面白く感じましたが最近の恋愛本(蝶々さんや佐藤さん)が好きな方には面白くないでしょう。 男女の脳の違いが明確に記述されています。 ちなみに恋愛ノウハウはありませんので使い方は間違わないように!
脳構造の差に基づく恋愛論
男女の脳の差から生まれる感覚の違いで、様々なトラブルやロマンスが生まれます。それを、著者の経験と研究をもとにまとめたエッセイです。 著者は脳科学者で、40代の子持ちの女性です。 主に著者と著者の配偶者(文中では「大好きな人」と書かれていますが)の日常におけるすれ違い、歩み寄りを例として論が展開していきます。また、小学生の息子さんも一人の「男性」として登場します。ご主人は成熟した大人の男性として、息子さんは成長途中の男性としての良い例になるようです。 女性の例としては、やはり著者自身の話になりますが、私としては大変納得できる例が沢山ありました。 男性に関して、父とか弟とか男友達とか、個体で見ていたのですが、この本を読むと、身近な男性陣に共通する性質のようなものがわかります。勿論個人差はありますが、その個人差も、一人の人間の中に男性性・女性性が混在し、その比率の違いのようです。 ただの恋愛エッセイではなく、家族や友人、職場にも応用でき、異性に対する理解が深まるとおもいます。 初めて見た時は、子育てや熟年夫婦の話だと思ってしまったので、正直私には早いかな・・・と思ったのですが、よく読むうちに、この本で得た知識は全ての異性に対して応用できる事がわかりました。 女性は、目の前の物事を見てどう思ったかで行動する。 男性は、目の前の物事を分析して、目標を決め、達成するために行動する。 だから女性は、言葉や文章では感情を吐き出す。男性は、情報のやりとりのみを重視するのだとか。 私の場合、長い携帯メールを異性に理解して貰えなかったり、職場で男性上司に報告をしても支離滅裂で感情が入り、理解してもらえなかった・・という事がありました。性格もありますが、私の中では比率が多いと思われる女性性も影響していたのだと知りました。また、母は日常の何気ない事柄をつらつらとメールでよこすのに対し、父や弟は用事がある時だけ、1行2行のメールをよこすのみ・・・というのも不思議でしたが、そこは男性性が影響しているようです。 この本を読み、ちょっとしたつまらない事で恋人と喧嘩になってしまった・・・というような事が減りました。人間関係で、なぜあの人はああなのだろう・・と悩んでいた事にも、納得できる結論が得られました。自分に関しても、どうして私はこういう行動をするんだろう?という疑問に対し、女性性・男性性の関わる部分で解決したものがかなりありました。 男・女ってよくわからない生き物だ、という人、とにかく異性と関わる人には是非一度読んで欲しい本です。この本が男女の感覚の違いに焦点を置いているのに対し、渡辺淳一さんの「男というもの」(中公文庫刊)では、性生活を軸とした男女の関わり合いにおける男女観が書かれています。 Love Brainは女性の性質についても触れているので男性にも是非読んで欲しい内容ですが、やはり女性が書いただけあって文章全体に甘ったるい雰囲気が漂います。 「男というもの」は、文章が的確で無駄が無く、内容にも、女性が抱きがちな甘さや過大な夢は含まず、Love Brainでほとんど触れていないエロスを軸に話が進みます。にも関わらず内容には不思議と共通する所が多くありますので、合わせて読むと補完的で大変参考になるとおもいます。
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