「モテ」の構造―若者は何をモテないと見ているのか (平凡社新書 407)



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「モテ」の構造―若者は何をモテないと見ているのか (平凡社新書 407)
「モテ」の構造―若者は何をモテないと見ているのか (平凡社新書 407)

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モテる理由は単純

類似書であるモテたい理由に比べるとかなり読みにくく、面白くなかったのが正直な感想だ。多くの他書からの引用やデーターの分析がなされているが、結局、モテる人はさり気なく他者への心遣いができるかどうかの様だ。これはモテようとしてやっても駄目で、現実にモテる人は見返りなどは考えずに自然な行動となっているのだろう。また本書では男は誰でも女性嫌悪を持っており、普通の男はいかにそれを隠して行動できるかが、女性と折り合いをつけられる生き方だと言っている。確かに私などは女子高生には性的な魅力は感じるが、女子高生文化みたいなものは理解できないし、気持ち悪く感じるだけである。
モテない=顔がよくないから、ではない。

「モテ」の構造という書名通り、「モテ」に関する現象、事象を冷静に分析し、鋭い考察、
洞察を提示する好著。

特に「おぉ、これは見事。」と唸らされた著者の主張について述べたいと思う。

たとえばとても好意を抱いている異性に告白して振られた時、また接触を拒絶されたとき、
ぼくらにはどのような感情が胸に去来するだろうか。

全人格を、自分という人間を否定された気がするのではないだろうか。
ポッカリ穴があいたような感覚。そんな常套句的感覚を経験するのではないか。

このとき、「自分」はヒドく傷つき、バラバラになりそうになる。
しかし、そうなるわけにもいかないので何とか「自分」保とうとする。
そしてこの瞬間、あの言い訳が登場する。

「・・・やっぱ俺っテ(わたしって)顔がわるいから」。

でも、ちょっと立ち止まって考えてみると不思議に思うことがある。
よく考えてみれば、「顔」がいまいちパッとしない人間でもモテている人はいる。
キムタクのような美しい容姿がなくても、モテる人はしっかりモテている。
(では、モテる人とはどんな人だろう?もちろんコレも分析されているし、
個人的には納得がいった。)

っとすれば、一概に「顔があまりよくない=モテない」というのは安直な判断である
ことがわかる。まさか「顔」という一つだけのファクターしか関係していないなんて
ことがあるわけない。内面も大事だっていいますし。

僕らは顔だけがすべてではないことを知っている。
だけれど、振られるという強烈な経験は自身をバラバラにしかねない。
そこで「顔」が唯一の敗因原因でないことを知りつつも、わざわざ自分で「それに決まってる」
と玉砕理由を捏造し、アイデンティティーの崩壊を防いでいるのではないかと分析されていた。

容姿が良くないからモテない、と主張する人は、実は論理のすり替えていると、著者は喝破されて
いた。見事な洞察だと思う。

本書のタイトルには「モテ」という俗っぽい言葉が使われていたため、書店で見かけても忌避してきていたが、
おしいことをしていた。このような洞察、知見が散りばめられているのに。私見では、薄っぺらい恋愛本の
100冊分よりずっと質の高い情報が入っていると思う。ご一読されることをおすすめします。
「モテ」に関するサブカル本。しかし、モテ=外見なのかが疑問

著者の大学での講義などをもとに、若者視点、特にメンズに対しての「モテ」について考察しています。注意したいのは、前著の「女は見た目が10割」を綴っただけあって、「どうすればモテるのか?」というよりは、サブタイトルにあるように「何をモテないとしているのか?」特に、ビジュアル面だけからアプローチしているということです。

「チビ・デブ・ハゲのどれが一番辛いか?」「ブオトコの条件」「キムタクとモテランキング」といった命題に対して、かなりの資料やゼミでの実習を用いて論じているのはおもしろいですが、やはりこの手の分野は「個々によって変わるだろ」というのが正直な感想です。、

「美男」「イケメン」の方がモテるだろうということは否定できないかもしれないが、実際にモテている人が必ずしも外見だけかと言われたときにそうかなと思ってしまう人にとっては、批判的な内容も少なくありません。

あくまで、モテ(外見面)でのサブカル的な要素を楽しむにはいいですが、「モテる」ためのハウツー本ではありません。それに、サブカル的知識がつくだけで、実際の外見の養い方も期待できません。



平凡社
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